発熱時の検査項目について
発熱が続いている場合は、他の原因が潜んでいる可能性があります。
風邪以外の原因が潜んでいる可能性があるためいくつかの検査が必要です。
ここでは、発熱時の検査項目について解説します。
▼発熱時の検査項目
■尿検査
尿検査は、試験紙で行う一般検査と顕微鏡で行う検査があります。
尿検査において、尿蛋白や尿ビリルビンなどが検出でき、さまざまな病気を見極めることが可能です。
■抹消血液検査
発熱時は、白血球数と白血球分類の検査が必要です。
白血球の増加が認められると、細菌感染症の疑いがあります。
風邪などにはウイルス感染の可能性があり、白血球の増加は確認できません。
なので、白血球数を確認することで発熱の原因を詳しく知る必要ことができるのです。
■CRP検査
血液中のタンパク質により、潜在的な病気の存在を調べることができる一般的な検査です。
CRP値が上昇するにあたり、以下の原因が考えられます。
・細菌感染…肺炎、脳炎、虫垂炎など
・炎症…自己免疫疾患、リウマチ性疾患
・組織が壊れる…急性膵炎、心筋梗塞、外傷など
CRP値が高いからと、重症の疾患だと不安になる必要はありません。
尿検査、抹消血液検査などを実施して、総合的に診察するのが大切です。
■胸部レントゲン検査
風邪による発熱が4日以上続き、せきが多い場合は肺炎の疑いがあります。
胸部レントゲンを撮影して、しっかりと診察することが大切です。
▼まとめ
発熱時の検査としては、「尿検査」「抹消血液検査」「CRP検査」「胸部レントゲン検査」などが挙げられます。
発熱時においては、基本的な検査をしっかりと行うことで不安を取り除くことができますよ。
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